1.生活安全課の講演の要約 (青色部分をクリックしますと動画サイト等が表示されます)
(1) 奈良県の犯罪の状況 (パンフレット「奈良のまもり」参照
窃盗・泥棒、空き巣は前年より減少傾向にある。
特殊詐欺は、51件、被害額 約1億620万円 前年比 +13件と増加
全国で7番目となっている。
奈良県は、大都市からのアクセスが良いため、キャッシュカードや現金を持って逃げやすい。 1人当たり貯蓄残高が日本1であることが挙げられます。
(2) 特殊詐欺の手口を知り、注意すべきこと
① キャッシュカード型 26件 約2810万円の被害
奈良市、警察、銀行等の名を騙り(かたり)、キャッシュカードをだまし取り・暗証番号を聞き取ろうとします。各機関が直接訪問し、キャッシュカードの提示や暗証番号を聞き出すことはありません。
(警視庁 youtube) 特殊詐欺の手口(キャッシュカードすり替え) (youtube.com)
② 還付金詐欺 11件 約1490万円
市役所等の名を騙り(かたり)還付金があると言って、ATMを操作させて振込させます。考えるいとまを与えない。60歳から64歳がターゲット。65歳以上ATMに引っかかりやすい。
(奈良県警公式チャンネル) 還付金詐欺の手口~実際の音声~ (youtube.com)
(警視庁youtube) 特殊詐欺の手口(還付金詐欺) (youtube.com)
③ 架空料金請求詐欺 8件 約6010万円
老人ホーム入居の名義貸しを依頼し、後日、名義貸しの解決金を要求する。
(奈良県警公式チャンネル)
NTTファイナンスを装った特殊詐欺犯人の音声を公開! (youtube.com)
手口紹介動画「架空料金請求詐欺」編 (youtube.com)
④ サポート詐欺 5件 約90万円
パソコンのウィルス駆除名目で、電子マネーカードを購入させる。
男性が引っかかりやすい。表示される電話番号にTELしない。
「サポート詐欺」の画面が表示されたらESCキーで解除、又は強制終了する。
(奈良県警公式チャンネル)
PCやスマホに警告画面が出ても慌てないで!『サポート詐欺』にご注意 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)
⑤ オレオレ詐偽 1件 約230万円
息子等を装い事故にあった等の電話があり、現金等を盗み取る。
奈良県では、減少傾向にある。
(3) 被害者の層と防止策
性別 女性 45名、男性6名 ⇒ 女性が多い
年代 59歳以下 1名、60歳代 10名、70歳代 14名、80歳以上 26名
⇒ 圧倒的に高齢者が多い。
被害のきっかけ 固定電話 42件、PC 5件、メール 4件
このことから固定電話による着信電話の防止策が重要となる。
① 迷惑防止付機能付電話の利用 --- (パンフレット参照)
奈良市による補助制度があります。(平成30年から実施)
1万円まで補助がでますが、購入前に手続きが必要です。
特殊詐欺等の防止対策機器購入費用補助の受付開始(平成30年7月10日発表) - 奈良市ホームページ (nara.lg.jp)
② ナンバーディスプレー利用 (知らない電話は取らない)
高齢者向け NTT西日本が無償化サービスあります。
【NTT西日本】NTT西日本が特殊詐欺対策をサポートします - 通信・ICTサービス・ソリューション (ntt-west.co.jp)
(4) 最後に何か詐偽に合うまでに、すぐに警察に電話をお願いいたします。
警察の電話は、下4桁が「0110」になっています。
2.飛鳥地区自主防災・防犯会 会長による講演
(1) 架空料金詐欺の例
・実際に会長の親戚宛に届いたハガキを見せていただいた。
・架空料金詐欺のビデオを視聴しました。
・コンビニ等で電子マネーを買わせ番号を聞くことはありません。
(2) 特殊詐欺のプレゼンテーション
・身に覚えのない電話がかかってきたら、家族や近親の方に相談しましょう。
・警視庁相談ホットライン #9110
・消費者庁ホットライン 188
・見知らぬところからSNS等で、返信の要求があっても絶対に返信しないこと。
※最後に飛鳥地区自主防災・防犯会では、各自治会から要求があれば、いつでも講演を行いますとのことです。